令和妖怪辞典
だくらい様
近畿地方/滋賀県の妖怪
猿の顔と狸の胴体、虎の手足に尾は蛇となっており、天狗のような鼻と頭襟(ときん)、羽向扇(はうちわ)を持った体長70mの妖怪。
1977年におこなった琵琶湖水質調査の際に比叡山から顔をのぞかせている姿が発見され、初めてその存在が確認されたそう。
それからは琵琶湖を汚す船を狙って現れ、羽団扇のひと振りで恐ろしい火災を発生させていたんだって。
しかし1980年ごろ『琵琶湖の日』が制定され水質が改善されると、その後目撃情報はなくなったそう。
2021年には だくらい様が現在も存在することが示唆される写真が撮影されたことから、今も琵琶湖を見守っているのではないかといわれているよ。
身長 | 70m |
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体重 | 1000kg |
年齢 | 150歳 |
地域 | 滋賀県 |
生息地 | 比叡山 |
特技 | 羽団扇の一振り |
ご利益 | 海上安全・守護 |
厄災 | 大火 |
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妖怪こぼれ話
鵺(ぬえ)鞍馬天狗(くらまてんぐ)など京都府・滋賀県で言い伝えられている妖怪の特徴と似ているよ。
比叡山に拠点を構えていると推測され、被害を抑えるために一度封鎖したことがあるんだって。